IKEAとのインテリアコラボで、築30年のマンションを一新

高いリフォーム費用では、投資の回収が不可能に

昭和60年築で2DKの部屋が14世帯ある集合住宅の案件です。長期間空室が続いていたため、築30年の大規模改修後に部屋のリフォームを行うことになりました。
問題点として、内装や設備の経年劣化や、単身者や若者のライフスタイルに合わない間取りなど山積していましたが、家賃が5万円台ということもあり、経費を掛け過ぎてしまうと回収が実質不可能になりかねません。

低コストでもデザイン性を

そこで、提携しているIKEAとのインテリアコラボにより、低コストでありながらデザイン性のあるIKEAのキッチンや小物を効果的に使用することにしました。
インテリアのコンセプトは、トレンドのカフェ風インテリアとし、物件の近くの美大に通う美大生など若い層をターゲットとしています。
2DKから1LDKに変更し、現在のライフスタイルに合うような間取りになっています。

IKEAのミニキッチンでランクアップ

低コストでありながらデザイン性のあるイケアのキッチンにより、よくあるワンルームのミニキッチンに比べて、お部屋のインテリアがワンランクあがりました。

置き型のIHで、狭いスペースも快適に

置き式のIHを設置することで、設備も簡単に交換出来ます。
狭いキッチンスペースですが、IHを立て掛ければ調理スペースが確保出来ます。

古かった室内を、明るく快適に

もとは暗く狭い玄関でしたが、イケアのスリム収納を設置し、鏡を設置して広く明るい玄関になりました。

投資用物件のリフォームの課題とは

リフォーム工事は良いデザインの部屋を作ることが第一の目的ではありません。投資用物件の収益性が最重要課題として存在し、その施策のひとつがリフォーム工事です。
費用をかければ、それだけおしゃれで今風な部屋を作り上げることができます。もし、自身で住むための部屋であれば、それは生活の満足感として享受できるでしょう。しかし、投資用物件の場合、その投資が効果に見合うものなのかという客観性は常に持っていなくてはなりません。

最小費用で最大効果を狙う

今回のリフォームでは、費用をかけるべき箇所とかけない箇所にメリハリをつけています。全体のバランスを分かりやすくイメージするために、専門スタッフが図面やパースを作成し、最小費用で最大効果を得られるような工夫を随所に行いました。

賃貸管理のプロだからできること

洗濯機置き場の変更、雑貨が置ける可動式棚の設置、押し入れスペースの活用など細部に至るまで賃貸物件と向き合い続けてきたノウハウが生かされています。

家具付きのコンセプトルーム

同じ物件の別の部屋では、IKEAとのインテリアコラボを更に色濃く反映し、家具付きのコンセプトルームとしました。全体的に北欧風のインテリアで構成し、限られた期間で賃貸住宅を探している人にとっては、そのまま家具を使用できるため引っ越しが簡単で初期費用を抑えられるメリットがあります。

その物件での生活をイメージさせる

全ての部屋を家具付きで提供するのではなく、一部にこのようなコンセプトルームを作ることで、借り手が生活イメージを思い描くことができます。同じ間取りの家具無しの部屋を借りる際にも、コンセプトルームの写真を参考にすれば、家具の配置などの資料として有用です。